第42回国際化学オリンピック   大会テーマ Chemistry:the key to our future

化学オリンピック日本委員会委員長

野依良治

 昨年7月に開催された第42回国際化学オリンピック日本大会はオブザーバー参加4カ国を含む72カ国から高校生が参加し、成功裏に終了いたしました。若き俊英が各国のライバルと化学を通して切磋琢磨するとともに、友情を育めたことは生涯の糧となるに違いありません。これも参加した高校生はもちろんのこと、大会関係者のご尽力と、募金や寄付をお寄せいただくなど多大なご支援をいただいた企業、団体、個人の皆様のおかげと深く感謝し、厚く御礼申し上げます。

 化学オリンピック日本委員会は、その大きな目的の一つであります第42回国際化学オリンピック大会の開催という大仕事を無事に終え、組織委員会の決定を受けて、清算業務を完了し、解散することとなりました。

 本委員会の清算によって確定致しました約1億4千万円の剰余金につきましては、資金のもととなりました寄付金をお寄せいただいた方々の意を汲んで、化学オリンピック日本委員会のもう一つの目的である、化学分野の次世代人材の確保・育成のために使用させていただくことが組織委員会で了承されました。この活動のために化学オリンピック支援委員会が6月1日に発足致し、委員長には化学オリンピック日本委員会で募金委員長を務められた中西宏幸氏が就任されました。

 化学オリンピック支援委員会では、関係各団体と連携し、国際化学オリンピック大会に関する国内及び国際的活動の支援事業を行うことを通じて、化学分野の次世代人材の拡充と育成を図るとともに、化学に対する社会的関心を高めてまいります。
 国際化学オリンピックの日本開催を一過性のものとせず、将来を担う若者たちのために、息の長い活動を続けていく化学オリンピック支援委員会の活動に対し、今後とも皆様からのご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。